【Life 線上の僕ら】 常倉三矢


Life 線上の僕ら (花音コミックス)

【あらすじ】
学校は違うものの、登下校の道すがら
「白線ゲーム」で遊ぶ関係だった
生真面目な伊東(いとう)と無邪気な西(にし)。
次第に「線の上だけじゃなくて横に並びたい」と
思い始めた伊東は
咄嗟に西へキスしてしまって……


高校生から大学生、そして大人へ―――
現実主義者と理想主義者。
愛に翻弄された二人の男の人生を描いた感動の話題作。



おすすめ度:★★★★★

紙よりも2週間早く電子が先行配信です!


Life 線上の僕ら(eBookJapan)
Life 線上の僕ら【シーモア限定おまけ付き】(コミックシーモア)
Life 線上の僕ら (honto)
Life 線上の僕ら(ひかりTVブック)
Life 線上の僕ら (花音コミックス)(kindle)

シーモアとレンタはそれぞれ限定特典あり。
それとプラスで電子共通の特典もあります。
それぞれ漫画1Pだそうです。

*********


常倉三矢さんの新刊買いました!
電子先行配信ありがたいですね~!

常倉さんは前作の『咬みつきたい』
すごく面白かったのでとても期待していました!

全く違うテイストの作品でしたが、
ものすごく読み応えがありました。

男二人の愛と人生を描いたお話です。

それぞれの年代での幸せと悩みを
積み重ねていく様をこの1冊に
ぎゅぎゅっと詰め込まれています。





~気になるtnk修正情報~

シーモアで読みました。
シルエット程度の描写で白抜きはなし。
ひかりTVブックの修正も同様だったそうです。
(箱マダムさん情報ありがとうございます!)

他のストアの修正情報もお待ちしています(*^^*)




ざっくりした感想はこちら。


「無邪気な出会いが恋へ変わる時」

「現実主義者ゆえに抱える弱さ」

「最後の最後まで線上の二人」


以下、ネタバレありの感想です。




「無邪気な出会いが恋へ変わる時」

出だしは高校生なんですが、
子供の頃に誰もが一度はやったことある
線の上を歩くという遊びをきっかけに出会います。

最初は普通に無邪気な関係だった二人が
恋に目覚めていく様子が甘酸っぱい!

未告白でキスだけ状態が二年…長い!w

出会って、キスをして、付き合って、
社会人になって同棲をして…

二人の付き合いは成長とともに
ステップアップをしていきます。

初々しかった二人のエロも
こなれた感じになっていくのもいいですねw





「現実主義者ゆえに抱える弱さ」

順調そのものだった二人の前にも現れる
世間体の壁。

世間体問題+倦怠期な感じで
ほんとにここら辺は胸が痛かったです!

相手の気持ちが離れつつあるときのあの感じ…
必死に食い下がる夕希の姿が辛すぎて…

晃は普通のズルくて弱い男なんですよね。
現実主義者でちょっと悲観的。
なので…夕希といるのが辛くなった理由は
何となくわからないでもないです。

でもズルいんだよな~~~。

積極的だったのは晃の方だったのに、
そんな捨て方するのかよ!!
しかも戻ってくるのかよ!!
…みたいな。

でも、多分、この一連の出来事がないと
晃は吹っ切れることはなかったんだろうな。

夕希とあそこで別れなかったとしたら、
逆に添い遂げられなかったんだろうな、
なんて思いました。

哀しい思いをした分、
アラスカでの再会はドラマチックでした!

あのアラスカ旅行、読み返してみたら
夕希は相当前から行きたがってたんですね!
哀しい旅行にならなくてよかった…。
再会エロもじっくりでよかったw

いや~、しかし、つくづく迷惑男だな!
夕希も泣かされて大変だったけど、
女の20代後半~30代前半を
無駄遣いしてくれやがって…(怒)


穂香さんが幸せになってくれて
晃よりも私がホッとしましたよ。





「最後の最後まで線上の二人」

なんだかんだ乗り越えた後の二人は
順調そのものの熟年カップル。

しかし、いくら仲良くても訪れる永遠の別れ。
お前…こんな時までズルいのかよ…
って思っちゃったんだけどw

ずっと夕希を待たせてばかりいた晃が
最後は待つ方になったんだと思うと
ちょっと感慨深かったです。

ラストシーンがまた素敵で!
線上で出会った二人は、
また線上へ戻ってきたんだね…
(´;ω;`)ブワッ


描き下ろしエピソードもまたよくて!
二人はお母さん似だったんですねw

42歳の時の話は、
感動だし萌えるしで大変だった!

晃は夕希のことを
人生のスペシャリストと呼んでいたけど、
夕希がそうなれるのは晃の前だけ
だと思うんですよね。
ベストカップルだと思います。




1冊とは思えない密度のお話でした!
若干駆け足感もあったけど
上手くまとめられていて満足感高かったです。

最近はこういう骨太の作品が少ないので
とても貴重な作品でした。


多分、まんだ林檎さんの
『コンプレックス』とかが好きな方は
かなり好きなお話だと思います。

コンプレックス(3) (ソノラマコミック文庫)

コンプレックス(3) (ソノラマコミック文庫)

  • 作者:まんだ 林檎
  • 出版社:朝日ソノラマ
  • 発売日: 2006-11-21


共通点的には少年~共白髪と言うのと
ズルい方が先に行くってことかなw


あ、あと小説だと凪良ゆうさんの
『薔薇色じゃない』とかも。



攻めがヘタレです。


あ、常倉先生の既刊、『咬みつきたい』
とっても面白い作品なので、未読の方は是非。
今、レンタで48時間3チケと
シーモアで30%オフキャンペーンやってます。

咬みつきたい

咬みつきたい

咬みつきたい








ところで、熟年エピはダイジェストだったけど
サラッとED問題とかぶち込んできて
興味深かったですよ…


今後の参考にしますw(なるかな…)





ここまで読んで下さってありがとうございました。
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Tag:★5

COMMENT 10

うら  2017, 04. 15 [Sat] 23:16

待ってました!

前回の「咬みつきたい」の感想からきっと新刊が出たら読んでブログにあげてくださるだろうと待ってました〜!
たくさんの話を描かれる方ではないようですが、毎回伏線も纏め方もきちんとしていて読み終わった直後に思わず読み返してしまいます。ここにコメント書く前に既に5回ぐらい読みましたが、5回とも泣いてしまってます。涙腺スイッチ入りまくり。離れていた8年、心がズレていた時期を入れると10年ほどの期間は辛いけどもう離れないと覚悟出来るための大事な時間なんだろうなと思えます。
添い遂げた話だとこの前に読んでいたのは「ビッチなスズキくん」になります。
話によっては一応くっついたけどこの後別れてそー」なんて思う事も多いのですが市に分かつまでを描かれるともう、胸にきますよ…。
いっぱい言葉にしたいのに出来ないところが私の文才の残念なところですが…
ハムコさんの感想が私の書籍購入のスイッチになってますので今後とも楽しみにしています。では!

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ハムコ  2017, 04. 16 [Sun] 09:24

>うら様

うらさん、おはようございます!

> 前回の「咬みつきたい」の感想からきっと新刊が出たら読んでブログにあげてくださるだろうと待ってました〜!

あ、バレてましたwうん、実力のある作家さんなので
もっと注目されてほしいなーなんて思っています。

>心がズレていた時期を入れると10年ほどの期間は辛いけどもう離れないと覚悟出来るための大事な時間なんだろうなと思えます。

そうですよね~。あそこほんとに夕希が可哀想で、
晃に腹が立つんですけど…
多分、あれがないといつまでもグダグダしたのかなと。

一本道に正解だけを進むなんて、難しいですよね。
回り道はしてしまったけど、その後は理想的な共白髪だったと思います!

> 添い遂げた話だとこの前に読んでいたのは「ビッチなスズキくん」になります。

あれも最後は共白髪でしたよね。
あっちもズルい方が先に行ったんだったww

> ハムコさんの感想が私の書籍購入のスイッチになってますので今後とも楽しみにしています。では!

ありがとうございます!また遊びに来てくださいね(*^^*)

コメントありがとうございました♪

Edit | Reply | 

まゆり  2017, 04. 16 [Sun] 11:45

ありがとうございます〜

ハムコさん、こんにちは。
私はこちらの作者さんまったく存じ上げなくて、なので作品もまったくのノーマークだったんですが、シーモアからのメールで見かけて、そう言えばハムコさんが記事書かれてたなーと何気なく試し読みして興味が出たので購入しました。
そしたらもう涙が止まらないぃぃ(ズビズビ
こんな素敵な作品教えていただいてありがとうございます。
前作の咬みつきたいも、30%オフの今のうちに買いに行ってきます!( ̄^ ̄)ゞ

Edit | Reply | 

NANA  2017, 04. 16 [Sun] 12:49

骨太で愛しくて素敵な作品でした

「飴パラ」みたいなケンカップル好きなので、常倉さんの「咬みつきたい」も好きなんですが、これもとっても素敵なお話でしたね。

>ラストシーンがまた素敵で!
>線上で出会った二人は、
>また線上へ戻ってきたんだね…

私もこのラストシーン、涙が溢れて止まりませんでした…
廊下から真っ直ぐに続く白線を見つけた夕希の笑顔に涙…
そのまま空へ駆け上がって行く夕希の後ろ姿に涙…
晃とまた線上で再会した夕希の笑顔に涙…
今また読み返しても涙が…

晃は、夕希のこの笑顔を好きになって、愛して…
愛し過ぎて、この笑顔を失うのが怖くなって、手放して…
後悔して、再び手に入れた笑顔を、天国でもまた共に…
晃の弱さも含め、二人が愛しくて、二人の人生に温かい涙が溢れて止まりませんでした…

線とか、アラスカとか、ライターとか、演出も素敵でしたね。
二人の人生をドラマにして、夕希に脚本書かせたら、絶対いいドラマになる!!

>二人はお母さん似

晃のネガティブ思考と夕希のポジティブ思考のルーツが見えましたよねw

>42歳の時の話

マジ通報レベルw
「帰ってビール飲もう!」の夕希の笑顔はやっぱり素敵。

大好きなゆき林檎さんの「玉響」とかもそうだけど、人生の最期まで一緒にいることを描くのは難しいし、賛否あるかもしれないけど、私もこういう骨太なお話をもっと読みたいなと思いました。

Edit | Reply | 

ハムコ  2017, 04. 16 [Sun] 18:29

>まゆり様

まゆりさん、こんばんは!

読むきっかけになってうれしいです!
いいお話でしたよね~(*^^*)
「咬みつきたい」も面白いので是非。
もっと常倉先生の作品を読みたいですね!

コメントありがとうございました♪

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ハムコ  2017, 04. 16 [Sun] 19:47

>NANA様

NANAさん、こんばんは!

確かに飴パラっぽいところありますよね~w

> 私もこのラストシーン、涙が溢れて止まりませんでした…

二人の笑顔がとっても可愛くて素敵でしたよね~!

> 晃は、夕希のこの笑顔を好きになって、愛して…
> 愛し過ぎて、この笑顔を失うのが怖くなって、手放して…

最初は晃はずるいなって思ったけど
確かに言われてみたら、
夕希が心変わりしたときの方が
怖いよなぁ~って思いました。
もう絶対戻ってこなさそうに見える。

でも、夕希だって晃じゃないとダメなんですよね。実は。

> 線とか、アラスカとか、ライターとか、演出も素敵でしたね。

色々小道具や伏線が最後まで生かされてて
よく出来てるな~って思いました。

> 晃のネガティブ思考と夕希のポジティブ思考のルーツが見えましたよねw

ほんと、お母さんそっくりでしたねw
特に夕希のお母さん。

> マジ通報レベルw

楽しそうだけど、見たら怖いと思いますw

> 人生の最期まで一緒にいることを描くのは難しいし、

そうですね~。やっぱり悲しいお話にはなってしまうので…

コメントありがとうございました♪

Edit | Reply | 

ぴこぴこ  2017, 04. 18 [Tue] 19:56

軽く「泣くよ?」みたいな前情報仕入れてたので、ちょっとばかり
懐疑的な気持ちで読み始めたのにまんまと・・・。
アラスカも、ああこれは絶対再開フラグだそうに違いない・・・キター!みたいなw
分かってたのにまんまと・・・・。
夕希がマジ殴りしてくれたのが良かったです。

こう、出会いから永遠の旅立ちまで描かれるとどうしてもキますね。
この手のものを読むたびにニューヨーク・ニューヨークを思い出します。
しかも普通なら「全部描ききった」状態になるはずなのに、
この二人だとなんとなくそうならないのがいい。
俺たちの戦いはこれからだ!みたいな(違
天国デートスポット100選www
言葉そのまんまの意味で、末永くお幸せに!です。

咬みつきたいもすごく良かったのですが、これも本当に良かった。
次作への期待度上がりまくっちゃいますね。

ビッチなスズキくんって、アホエロの人か!
読んでみよう。

Edit | Reply | 

ハムコ  2017, 04. 18 [Tue] 22:26

>ぴこぴこ様

ぴこぴこさん、こんばんは!

まんまとやられましたか。( ̄ー ̄)ニヤリ

> 夕希がマジ殴りしてくれたのが良かったです。

あれは殴っておくべきところですねw

> こう、出会いから永遠の旅立ちまで描かれるとどうしてもキますね。
> この手のものを読むたびにニューヨーク・ニューヨークを思い出します。

「ニューヨーク・ニューヨーク」は最高ですよね。
あんなに昔のマンガなのに全然古くなってない。

> 俺たちの戦いはこれからだ!みたいな(違
> 天国デートスポット100選www

これからデートスポット100か所回るんですもんねww(違

「咬みつきたい」と全然テイスト違いますねー。
次回作はどんなのになるんだろう…
今から楽しみですw

> ビッチなスズキくんって、アホエロの人か!
> 読んでみよう。

ですですー。あれも最後にホロリとくるんですよね。

コメントありがとうございました♪

Edit | Reply | 

tea  2017, 05. 14 [Sun] 13:25

読みました!

ハムコさん

常倉さん初読みです。何で前作スルーしていたのか忘れたんですが、読まなきゃですね。
それで、この作品ですが、電子派の高評価、大興奮を横目に紙を待って待って、、、
特典狙ったは良いが、発売日翌日の店頭にて撃沈。
リーフレットとは言わないけどせめてペーパーを・・とどこにも無く(T_T)
いっそ(必ず何か付いてる)電子にするかと悩みましたが、紙で読みました。
紙もtmk同じでしょうか。トーンシルエットのもやもやです。
近藤さんがついてるtnkは割とリアルな感じと思いました。
出会って、恋して、いっしょの時間を過ごして、、、という王道ですよね。
展開は読めるのに、見せ方が上手くて、ハッとしました。
笑顔、涙、視線の先にあるもの。
くるくる変わる夕希の表情が印象的。笑顔がいいですよね!
晃はヘタレですけど、とてもリアル。生々しい思考、現実世界ではあたりまえにそうなるよね。と思いました。
その晃が、つー、と涙流すシーン。泣かない攻さんも多い中、いいな。と思いましたw
1冊でとてもよくまとまっていて、読みごたえもあったのですが、
「骨太」と呼ぶには、後半のダイジェストに進んだ中年以降をもう少し密に読みたかったという欲があります。
夕希のクリエイティブな仕事のことなどももう少し読みたかった(我儘です)
しかし、冗長にならずテンポ良くラストまでを描き切ってくれたことで、半生描く作品によくある、
「読みごたえはあるのだけど精神力削られる」という状態にならずにすんで、よかったですw
私、凪良さんの「薔薇色~」は未読なんですが、「おやすみなさい、~」の方を少し読後に思い出しました。あれも、片方残されてしまう。けれど、ズルい方ってわけじゃなかったですね。
描き下ろしの42歳!そうそう、あの辺もう少し読みたかったー!!
もうちょっとほしい、そのバランスも絶妙なのかな(^^♪

Edit | Reply | 

ハムコ  2017, 05. 14 [Sun] 19:00

>tea様

teaさん、こんばんは!

> 常倉さん初読みです。何で前作スルーしていたのか忘れたんですが、読まなきゃですね。

あんまり話題になっていなかったけど、前作面白かったですよ。
今作はめちゃめちゃ話題になってますね~。
私、ちょっとびっくりですw
紙もそんなに売れてるんですね~~!

> 紙もtmk同じでしょうか。トーンシルエットのもやもやです。
> 近藤さんがついてるtnkは割とリアルな感じと思いました。

多分一緒だと思います~!追記させて頂きます(*^^*)
いつも情報ありがとうございます!

> くるくる変わる夕希の表情が印象的。笑顔がいいですよね!

可愛かったですね。恋するの分かるな~って思いました。

> 晃はヘタレですけど、とてもリアル。生々しい思考、現実世界ではあたりまえにそうなるよね。と思いました。

うんうん、ズルくてヘタレだけど、こうなるよな~って思いました。

> 1冊でとてもよくまとまっていて、読みごたえもあったのですが、
> 「骨太」と呼ぶには、後半のダイジェストに進んだ中年以降をもう少し密に読みたかったという欲があります。

あーそれめっちゃわかります…
全体的に、特に後半はほぼダイジェストなんですよね。
もっとページ数が必要だったかも。
「成層圏の灯」級にページ数欲しかった!
中年以降の話大好きだからもっと読みたかったです。
42歳エピとっても良かったな~!

> 夕希のクリエイティブな仕事のことなどももう少し読みたかった(我儘です)

私もお仕事BL好きなので読みたかったです。

でも、ここまでギュッと圧縮したのに
ちゃんと面白いのは職人だなと思いました。
さすがベテラン。

> 私、凪良さんの「薔薇色~」は未読なんですが、「おやすみなさい、~」の方を少し読後に思い出しました。あれも、片方残されてしまう。けれど、ズルい方ってわけじゃなかったですね。

あ~そうですね!あれは亡くなったことも覚えていられなくて
毎回思い出すというくだりが切なかったです。
ごめんなさい、「薔薇色」は攻めがヘタレなだけで、生きてるし若いですw

コメントありがとうございました♪

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