【ワンダーフォーゲル】 草間さかえ


【あらすじ】
「僕は君の頭の中の物語だって、小説にすることができるよ?」放浪先の沖縄で野宿を続けていた沖津。台風で身を寄せたのは、小説家・伊武の家だ。本人曰く「他人の心の中が読める」という伊武は、過去のトラウマから閉所恐怖症の沖津に、初対面から興味を示してきて…!?
妄想狂か、嘘つきか。不思議な力を持つ男と過ごす、鮮烈な嵐の一夜──!!



おすすめ度:★★★★★(4.5ぐらい)

6/27~電子配信始まりました。


ワンダーフォーゲル【SS付き電子限定版】(eBookJapan)
ワンダーフォーゲル【SS付き電子限定版】(コミックシーモア)
ワンダーフォーゲル (CHARAコミックス)(Kindle)

電子限定SSは漫画4Pです。(ストア共通)

ワンダーフォーゲル帯



********


草間さかえさんの久々の完全新作コミックス。
キャラコミックスも久しぶりですね。

ワンダーフォーゲルっていうから
完全に登山するものだと思ってたら
全然違った件。


ワンダーフォーゲル 2017年8月号 「テントで歩こう! 日本アルプス」「テントブック」「ベストルート30」

※私のワンダーフォーゲルのイメージ。



ちょっと不思議な二つのお話が入っています。
内容にはつながりがあるので丸々同じ世界観。

現代のお話なのにどこか懐かしく、
少し切なくて色っぽい草間テイスト。


あ~、好きだなぁって思いました。




~気になるtnk修正情報~

紙で読みました。
先の方をふんわりぼかす描写で
はっきり描かない感じです。

でもスマタの時はガッツリtmtmが…
そうそう、草間先生、描くときは
意外とtmしっかり描くよねぇ…

後日Kindleでも読みましたが、
修正は紙と同じです。
おそらく全ストア共通ではないかと。




ざっくりした感想はこちら。


「読み返す度に愛の濃さが分かる」

「ミステリアスな色気」

「信じていなくても許容する」


以下、ネタバレありの感想です。




「読み返す度に愛の濃さが分かる」

冒頭に載っていた『みえない友達』
これは表題作『ワンダーフォーゲル』まで
通して読んだ方が意味が分かると思います。

というか、初読時、ちょっと難解でした。
私は友達の南くんと同じリアクションしてたと思うw

というのも、いなくなった友達を探すのに
友達は名前を偽って暮らしているのと、
相手がニックネームしか知らないのとで
混乱させる作りになっているんですね。
おそらく、わざと。

再読すると新たな発見が色々とあって
二人の愛の濃さが分かります。

キャッチボールが楽しかったと聞いた
平坂のリアクションだとか。
今でもりんごジュースが好きなんだな、とか。

細かい部分を色々拾っていくとニヤニヤします。
草間作品は行間を読むのが楽しいのですよねー。

相思相愛だからいいものの、
二人ともちょっと異常なぐらいに
お互いに執着していたんだな~

(粘着ストーカー気質ですよね…)

「俺のヒーローだもん」
と笑顔を見せたゆうちゃん、可愛かった!
成長したら可愛さ逆転してるじゃんとか
思ってごめんなさいm(__)m

冒頭のマルチ勧誘みたいな出だしが怪しいけど
理由が分かってちょっとほっこりしました。

誰かが覚えててくれたって事実は
結構大きいですよね。





「ミステリアスな色気」

表題作の『ワンダーフォーゲル』
本物の沖津のお話。

『みえない友達』を初読時は
「稜」の存在があまりつかめていなくて
???状態だったのですが、
このお話を読むとよく分かります。
(こっちのお話は難解じゃない)

閉所恐怖症なので室内で眠れない稜は
野外で眠るために沖縄を放浪します。
アグレッシブな閉所恐怖症…

気温はいいけど台風が危険なので、と
開放的な作りの伊武の家に居候
させてもらうことに。

寝ぼけてスマタがエロくてびっくり。
伊武のtmがガッツリ描かれてた(°ω°)


でも、そうか…スマタってtmと擦れるんだ。
(どういう発見か)

ミステリアスな雰囲気をまとった伊武が
何とも色っぽいんですよね~。

童貞の稜を伊武が導いてあげる
兜合わせのシーンは色気たっぷりで
すごくドキドキしました。


年上の受けのいいところ満載。
やっぱり草間さんの描く美人受け好きだなぁ。





「信じてなくても許容する」

人の心が読めるという伊武。
その力を使ってゴーストライターをしたり、
友達の頭の中の物語を文章化しています。

そのことを心から信じてはいない稜。
でも、伊武が本気で言っているということは
ちゃんと信じているので、許容できるんですね。

「妄想でもあんたにとっちゃ
 真実なんだろ」


う~ん、器が大きい男だ!将来有望!

…実際のところ、伊武の力は
本物なのかどうなのか。


本物だと思っていたけど、
神井先生の下心に気付いてないあたり
違うのかもしれないな。
単に察しが良すぎるだけかも?
いや、それにしては…

想像の余地を残した感じがまた好きでしたね!

最後の童貞連呼は爆笑www
色気のない誘い方やめてwww





久々の草間さんの新作、堪能しました!
読み返せば読み返すほど味が出るので
是非再読をおすすめしたいです。

一見一番まともそうな平坂が
よく読んだら一番ヤバい奴に感じてきた…


と思ったら電子版SSでそのネタがww




ところで、コミック巻末の番外編。

「あの二人はもうやっちゃってるしね」

そうなの!?(°ω°)

ちょっ…そこもっと詳しく!!
受け攻めどっちなの!?




ここまで読んでくださってありがとうございました。
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COMMENT 2

まほ  2017, 07. 14 [Fri] 14:33

ハム子さん こんにちは
ブログ三周年おめでとうございます
これからもハム子さん自身楽しみながら続いていきますように♪

ワンダーフォーゲルにコメント寄せようと思っていました
もう、何度も読み返してます

見えない友達って幼児期の心理で結構あるそうですね
私は経験ないけど
この見えない友達は現実なんですね
話が結構複雑な上に事実が明確に記されない終わりでしたしね

全てを明らかにしない方がホラーにならなくていいですね
話が話だけに

二人の幼少期の交流が可愛かったなぁ
ゆうちゃんの笑顔もしろう君がジュースや絵本を手土産に会いにいくところも

でも、しろう君の執心は凄いですね
一念岩をも通すとはまさに!

こういう子供の純粋無垢な強い気持ちを上手く落とし込んだ不思議な話を堪能しました

そして、表題作ワンダーフォーゲルがとても好きでした
私も草間美人受け大好きです!

そして何より台詞や独白が本当にいい
伊武さんに稜が覆いかぶさるシーンで
「君 思ったよりベタベタするね」の台詞に、体がベタベタしてるの?と勘違いしてて、私www
途中であっ!引っ付いているのべたべたかと気づきました

ベタベタって表現も伊武さんが言うと色っぽい

「キスしたいと思っただろう」
「思ってねぇーし」
「あれ?じゃあ 僕だったのか」
このやりとり めっちゃいいです
伊武さんがなんせ色っぽいです
たまらん

草間節を堪能し、素股のタマたまも楽しみました
以前のハム子さん記事でたまの存在意義を問うてましたよね

私、有り派でした
今更ですけど笑

あのがっつりしたたまがあってこそ素股感が活きるなぁと感嘆しましたww

あっ座裏屋さんのVOIDのしわしわのたまはちょっと嫌でしたけど
写実的過ぎてww

草間さんの連作とか始まらないかなぁと思いました
今年にもう一冊くらい読めたら幸せです

Edit | Reply | 

ハムコ  2017, 07. 14 [Fri] 21:00

>まほ様

まほさん、こんばんは!
お祝いありがとうございます(*^^*)
これからも楽しみたいと思います!

> 見えない友達って幼児期の心理で結構あるそうですね

そうなんですね!私も経験ないなぁ。
信じてもらえない不信感が募って辛かったでしょうね。

> 話が結構複雑な上に事実が明確に記されない終わりでしたしね

最初読んだときちょっと難しかったんですが
再読必須なようにできてるのかも。

> でも、しろう君の執心は凄いですね

両想いだったからいいけどちょっと怖いですよねw
よっぽど好きだったんだなぁ~。

> 私も草間美人受け大好きです!

(・∀・)人(・∀・)ナカーマ

> ベタベタって表現も伊武さんが言うと色っぽい

あの陰のある感じが色っぽいですよね~。
草間先生のセリフ運びのセンスも大好きです。

> あのがっつりしたたまがあってこそ素股感が活きるなぁと感嘆しましたww

確かにあれあるのとないのではエロさが変わるかも…w

> あっ座裏屋さんのVOIDのしわしわのたまはちょっと嫌でしたけど
> 写実的過ぎてww

あれはあれで「すごいもの見たな!」って感じがして嫌いじゃないですけどw

> 今年にもう一冊くらい読めたら幸せです

草間さん定期的にお仕事されてるけども
コミックスは年一冊が限界っぽいですよねー。
もっと読みたいけど…

コメントありがとうございました♪

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