アンソロジー 【レトロBL】

レトロBL (デイジーコミックス)

レトロBL (デイジーコミックス)

  • 作者:嶋二,ときしば,春田,眞山りか,雪路凹子,虫歯,春泥,晴屋うまこ,彩景でりこ,丸木戸マキ
  • 出版社:三交社
  • 発売日: 2017-07-10

【あらすじ】
耽美に乱れる男たち。

大正浪漫
はだける袴
恋と気づかぬ戦後の友愛――

みだらに染まる、
艶やかな世界。

オール描き下ろし、読み切りアンソロジー!



おすすめ度:★★★★

8/10~電子配信始まりました!

レトロBL

レトロBL


レトロBL(コミックシーモア)


********



明治・大正・昭和時代のレトロな雰囲気の作品集。
レトロという言葉にときめいたので買いました。

レトロBL帯

着流し・スリーピース・ふんどし・詰襟etc

エロ度はそれなりですが、
色っぽいシチュエーションが多くて
私は楽しめました!



~気になるtnk修正情報~

紙で読みました。白抜きです。




以下、ネタバレありの各短編の感想と
総合しての感想です。




■箱の中の一等星 嶋二

スリーピース(多分大学の助手か何か)と
書生ファッションの売れない小説家。

明治~大正のお話で、
生真面目な攻めがいい加減な妻帯者の受けに
振り回されるお話なのですが、
嶋二さんのけだるい感じがぴったり!

意外とエロしっかりありましたね!
受けの勝手で中断可哀想(´・ω・`)

攻めが報われないまま終わるのかなと
ちょっと切ない気持ちでいたら、
ラストシーンで一気に来た!

ほくろを一等星に例えて褒めるシーンは、
恋人だからこそできることですよね。
関係の変化のさりげなさが好き。





■秘事恋慕 ときしば

大正期・学生運動に励む大学生同士の寮内恋愛。
めっちゃ部屋でヤってます。

この話のポイントはあれですね、
FUNDOSHI。

え?違う?
いや~でも私の頭の中は
詰襟にふんどしでいっぱいになりました。




■薬も過ぎれば恋となる 春田

中華風な時代物。時代はよくわかりませんw
薬局みたいなところが舞台で
強壮剤(マカ)盛ってエロエロセックス。

そう!この話はセックスって単語が出てきた!
それはレトロな気分になりにくいよね…
情交とか他の言い方希望。




■彼は誰時の夢 眞山りか

おっ!これぞ耽美なレトロBL!!

怪しい雰囲気をまとった妻の弟が現れ
夜な夜な濫りがましい夢を見るように。

普通ならあんなに気立てがよくて
おっぱいの大きい美人な嫁がいるのに
なんで男に走るんだよと思うところですが
これはBLなので仕方ない。

弟が言っていた姉弟の関係は
本当にあったのかなぁ…?




■春に滴る 雪路凹子

ちょっとファンタジックな鉱石店のお話。
これを読んでるときは↓みたいな漫画を
思い出してました。

雨柳堂夢咄 1巻

雨柳堂夢咄 1巻

雨柳堂夢咄 1巻





いつ笑わせに来るのかと思ったけど
最後まで真面目な話でした。


だって、だって、雪路さんなんだもん…↓

Nightmare Catalog

Nightmare Catalog

Nightmare Catalog


※こんな表紙でコメディなんて思わないよね!
(面白かったです!)




■恋の100万回KO 虫歯

昭和の話です。60年代~70年代ぐらい?
ヤンキー…という言葉ってあったかな、
不良同士のお話。
このお話が一番好きでした!

主人公二人の表情が魅力的で
ハッとするほど心理描写が鋭くて
短いのにちゃんとエロまで入ってて
最後のリバの予感まで漂わせる
とっても優秀な短編でした。

これだけ詰まってて駆け足感がないのがすごい。




■あのミッドナイト 春泥

バブルぐらいのお話かな?
30年ぐらい前だろうから、
文句なくレトロと言えるんだろうけど
私には割と最近に感じてヤバかったww

いや、ミッドナイトってタイトルは
十分レトロか…w

この話はミっちゃんが不憫に尽きる。
どっちのみっちゃんも、です。




■紅目の贄、神の灯 晴屋うまこ

座敷牢につながれた守り神と
慰みに差し出された生贄。
この二人が恋に落ちると無敵。

体で慰めるシーンはエロいのだけど
いつもの晴屋先生よりは
少し上品に控えめな仕上がりです。

雰囲気重視かな?

最後の出ていくシーンはスカッとしました!
この陰鬱な始まりからは
こんな完全無欠なハッピーエンドだなんて、
思ってもみなかったですよ…!




■彩景でりこ(イラスト)

『蟷螂の檻』を彷彿とさせるイラスト。

蟷螂の檻(1)

蟷螂の檻(1)

蟷螂の檻(1)



田舎の夏の夜、蚊帳の中…いいですね!




■丸木戸マキ(イラスト)

実は現代日本の話しか描いたことない
っていうのにちょっとびっくりしました。

そうか…雰囲気がレトロなだけど
『ポルノグラファー』『アケミちゃん』
現代の話なんだっけ…
特に『アケミちゃん』は昭和かと思ってた…



ガチな丸木戸レトロBLを読んでみたいですね~!





全体的に雰囲気重視な
けだるい色気がある本でした。


エロはそこそこあれど、
エロ目当てで読む本じゃなさそう。

アンソロは当たり外れが大きいですが
クオリティーにばらつきが少なく、
どれも面白かったです。

この中では断トツに虫歯さんが好きで
もっと虫歯作品が読みたくなりました。
『フェイクファー』も良かったからなぁ~!


ちなみに『フェイクファー』は非腐女子である
うちの妹も大変褒めていたので
未読の方は是非読んでみてください。





ところで、この『レトロBL』
デイジーコミックスアンソロジーの
第1弾だそうですが、
第2弾の発売が12月に決まっています。

その名も『複数・モブレBL』(仮)。

『レトロBL』からのふり幅が大きいな~!




ここまで読んでくださってありがとうございました。
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