【このよのはじまり このよのおわり】 たうみまゆ


このよのはじまりこのよのおわり (バンブーコミックス 麗人セレクション)

【あらすじ】
幼馴染みへの恋心を自覚した、あの日から早十年ーーー…
人気女形となった佐根市(さねいち)は、
相も変わらず幼馴染み・善介(ぜんすけ)への想いを秘めたまま、
〝惚れた腫れたは芸の肥やし〟と数多の女たちと色恋を繰り返していた。
そんなある日、次の演目の役がどうしても掴めず、
煮詰まった佐根市は善介の家を訪ねる。
しかし、そこで彼の縁談相手だという娘にばったり出くわしーー…!?



おすすめ度:★★★★

試し読みはこちら


竹書房の日だったので読んでみました。
時代物ばかり詰まった短編集です。
江戸~昭和初期位まで色々あります。
女形・花魁・火消し・・・etc
どれもよくまとまっていて面白かった!

2013年の作品なんですが、アマゾンでは
もう紙書籍はマケプレしか取り扱いなかったです。
絶版なのかしら・・・?

ちょんまげはありますが
ふんどしはありません。

(どうでもいいお知らせ)


以下、ネタバレありのそれぞれの短編の感想と
総合しての感想です。





■このよのはじまり/このよのおわり

女形×手習い小屋の先生。
『このよのはじまり』で女形が幼馴染への恋心に気付き、
『このよのおわり』はその10年後に思いが結実する、という話。

恋心を芸に変えてきた女形のため、
気持ちを知りながらもずっと気付かぬふりをしてきた
幼馴染の肝の据わりようが素晴らしかったです。
役者の嫁ってこのぐらいどっしりしてないと駄目なのかも・・・。

タガが外れたように「好きだ」って言いまくる
ラブシーンもよかったわ~。




■硝子哀歌

大正時代物。
姉の婚約者と恋仲の双子の弟の話。
二人の背中を押して駆け落ちさせた姉が
かっこよくも切ない話でした。

弟に女装させて舞踏会に出席させた事と
最後のハイ・ヒールのエピソードがつながって
なるほどな~!と思いました。



■いずみの如く、

廓の番頭を身請けしようとする若旦那の話。
若旦那も番頭の佐治も男らしくて戸惑うw
綺麗できっぷもいい花魁を目の前にして
全く花がない番頭が口説き落とされて
身請けされていくのを見るのが
不思議な感覚でしたwww



■カラスの名前

明治時代の話。
短命だった兄の一生に一度の恋の相手は?
兄が憧れていた「カラス」と弟の間に
ふわっと本物のカラスが舞い降りたシーンは
じわっと来ました。切ない・・・!




■カムバック・スイート・ホーム

昭和初期の戦後すぐ。幼馴染同士の二人の話。
「好きだ 抱かせろ
家帰ったら抱くから 抱くからな」

って直球なセリフがめっちゃキュンとした・・・!

でも抱くシーンの前にお話が終わった。
_(┐「ε:)_ズコー




■龍の引っ越し

火消し(臥煙)×火消し(纏持ち)。
陰間を買いに来た客同士で寝る、という話。
奥さんを亡くして捨て鉢になった纏持ちを
いかにも江戸っ子の臥煙が目を覚まさせます。

とにかく纏持ちがめっちゃかっこいい~!!
火消しの話ってBLで初めて見たなぁ・・・。
男の世界だし、結構BL向きかもしれないですね。
纏持ちの奥さんも肝が据わっていてかっこよかったです。



■おまえ百まで

表題作のラストからさらに10年後。
仲良く連れ添ってる二人がほほえましいです。
男同士で所帯を持ってるってすごいですね。
そして善介の肝の据わりっぷりが相変わらずw




どのお話もきちんとできていて面白かったです。
時代背景はばらばらだけど、読みやすかったです。
時代物は切ないのが多くて好き。

短編集でどのお話も短かったので
若干物足りなさはありました。主にエロシーン。
即効挿入してるのが多かったんだよね~。
もっと前戯を・・・!

たうみまゆさんの作品は初読みだったのですが、
絵もきれいで気に入りました。
他の作品も読んでみたいです!


ところで、この作品を読むまでずっと間違ってました。
「たうまみゆ」さんじゃなくて「たうみまゆ」さんなのですね!
ひらがなばっかりの名前は覚えにくいよ~!



ここまで読んでくださってありがとうございました。
いつも応援ありがとうございます(^v^)
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