【きみと見た ほうき星を探して】 三月えみ


きみと見た ほうき星を探して (G-Lish comics)

【あらすじ】
“この気持ちをなんと呼ぶのだろう"
両片思いのふたりが夜空に織りなす恋と友情

高校最後の文化祭で仲良くなった同級生の河合と大原。
たったひとり、廃部の決まった天文部で頑張る河合は、
大原にとって特別な存在だった。

それから2年――
多忙な大学生の河合と、進学を諦め社会人になった大原は
同じアパートに住みながらもすれ違いの生活を送っていた。
ある日、偶然大原の引っ越しを知った河合は、
大原の近くにいたいという気持ちが恋だったことを自覚し…

“息がかかるほど近くにいるのに、絶望的に届かない"
もどかしく切ない想いがすれ違う、ディスタンス・ラブ。



おすすめ度:★★★★★


三月えみさんの三冊目のコミックス読みました。
両片思いから両想いへの
もどかしラブです。


ほうき星

サクッと萌えたいな~と言う時には重すぎるかも?
でもストーリー重視の方にはおすすめです。


紙書籍は電子バラ売りをまとめたものです。
ここで注意していただきたいのは、
すでに電子でもまとめたものが発売されてますが、



更に描き下ろしを加えて紙書籍になってますので
今後同じものが電子化されるかもしれませんが
今の時点では紙書籍がおすすめです。

電子特装版の描き下ろしは
紙書籍では第三話として収録されています。



~気になるtnk修正情報~

tnkは描かないタイプのエロです。
受けのtnkが真っ白にぼわんと丸く
ぼかされている個所がありましたが
多分あの下は描いてないと思われる。




ざっくりした感想はこちら。


「キスとエロのドキドキはナイス」

「超めんどくさい受け。でも分かる」

「代々木先輩の存在は神」


以下、ネタバレありの感想です。





「キスとエロのドキドキはナイス」

ノンケで恋に無自覚な攻めとゲイで自覚ありの受け。
攻めが気持ちを自覚したところから始まります。

やっぱ友情と恋の違いって
性欲を感じるかどうかだと思う。


恋を自覚した途端に迫ってくる攻め。
初めてのキス、洗車中のキス、
未遂だけど押し倒した時…
もれなく全部ドキドキしました!

「オレのこと抱いて」
「部屋に来い 抱いてやるから」

のくだりは興奮し過ぎて一回本閉じた。

エロシーンは露骨な描写は少なく
きれい目に描いている方だと思うけど、
攻めと受けの興奮度合いがなかなかのもの
読み手側も非常にドキドキしました。

そう、私は行為自体をを見たいんじゃない。
その時のドキドキを味わいたいんです。





「超めんどくさい受け。でも分かる」

お互い両想いでセックスもして
ハッピーエンド…と思いきや、
全然そんなことにならないんです。

この受け、超めんどくさいの!

でも、受けがこんな風になった理由が
細やかに描かれていきます。

家庭の事情で進路を諦めたこと。
親友の手ひどい裏切り。
河合への憧れと嫉妬が入り混じった感情。

とどめのように攻めの無神経さが加わって
何も信じられなくなるのは分かる。

ノンケ×ゲイと言うのも大きいですよね。
ゲイ同士ならこんなに拗れてないと思う。




「代々木先輩の存在は神」

拗れた原因が河合にも分かったので
必死で大原を繋ぎ止めようとするけど
やがて心身ともに疲弊していきます。
(毎日ヤリ過ぎ警報)

行き詰ったところに現れた代々木先輩。
自分のことをキューピッドって言ってたけど
もはや神なんじゃないかと。

全くの第三者を通したことで
すごく素直になれた大原が可愛くってね…。
告白の練習してるところに心を撃ち抜かれた!

その様子を河合に見せたのがまたよかった。
疲れ果ててたのが一瞬で回復したもんねw

でも、あのプラネタリウム作成は
まためんどくさいこと始めちゃったな~
もっと簡単な事にしたらいいのに…

と思ってしまったんだけども…w

結果的には二人で作れてよかったかな。

最後の相思相愛エロは、
それまであれだけエッチしてても格別で
ドキドキしてる様子にドキドキしました。

そのエッチ中に
「明日 代々木先輩に報告しよう」って言うので、
「えっ?エッチしましたって言うの?」って
びっくりしたけど違ったwww(当たり前)

ラストのハレー彗星のくだりは
プロポーズと解釈していいですか。
2061年…私は生きてるかな…w







ラブラブになるまでが非常にもどかしかったですが
葛藤がきちんと描かれていて読み応えがありました。

セリフやモノローグが詰め込み気味なので
初読時はピンとこない部分もあったのですが、
読み返すとじんわり萌えました。

攻めの無神経さは好みの分かれるところかも。
私は許容範囲ではありましたが、
一番ムカついたのはアツシですね。
大原は許したみたいだけど、私は許さないw




ところで、カバー下によると
早稲田×代々木のスピンオフの予感?

う~ん、あったら絶対読みたいけど、
代々木先輩にはノンケでいて欲しいジレンマ。



ここまで読んで下さってありがとうございました。
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Tag:★5

COMMENT 6

-  2016, 02. 24 [Wed] 05:46

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ハムコ  2016, 02. 24 [Wed] 16:57

>鍵コメご返信 かずき様

かずきさん、こんにちは!

特装版を買われたのですか?
描き下ろしは10P+カバー下のあとがきですが、
河合が大原のアパートに引っ越してきた時の話で
まだラブが始まる前と言う感じの話でした。

何故河合がバイトに力を入れてたのかが
分かるお話ではありますが、
これだけのために紙を買うのはどうだろう…。

もしバラ売りしか読んでいないのなら、
特装版描き下ろしの大原視点の高校時代の
エピソードは外せない部分だと思うので
おすすめかなと思いますが。
あ、あとがきは裏設定とかもあって面白かったです。

私もローション使って欲しい派なので嬉しかった!
タオルも引いてるのはリアリティあっていいですよね~。

>大原くんのすぐいっちゃうとこがまた良い〜〜!!

そうそう、あそこはドキドキしちゃいました…。

三月えみさんはまだコミックス化されてないのもありますよね。
バラ売り好きじゃないのでまとまって欲しいな~。

コメントありがとうございました♪

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tea  2016, 02. 24 [Wed] 22:52

読みました!

ハムコさん

読みました!ハムコさん記事読んで、読みたくなって速攻買いです。
>その時のドキドキを味わいたいんです。
に大きく頷き、コメント入れたさに読んだという本末転倒っぷりです。

以前電子で一話だけ読んだ時には全然ピンとこなくて。
まあ、両想いってわかったんだからHしてハッピーエンドでしょ?
と思ったのですが。
お互いずっと両想いなのに、何なの?このめんどくさい関係は。
でも、ふたりともすごく一生懸命で純粋なので、和みました。
二十歳設定ですけど、画風でしょうか?身体の線も細いし(初読み作家さんで感じたまま書いています。スミマセン)表情も思考も幼いし、
高校生のままにしか見えない。かわいいです。
そして、「ドキドキ」も味わわせていただきましたよ~!
洗車チューってなんですか?ちょっとこれ・・。
でしたし。
車窓越しに電話で「抱いてやる」にはね~。もうもう。

後書きにあった、30歳からのドラマが気になります!



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ハムコ  2016, 02. 25 [Thu] 11:25

>tea様

teaさん、こちらにもありがとうございます。

> 読みました!ハムコさん記事読んで、読みたくなって速攻買いです。
> >その時のドキドキを味わいたいんです。
> に大きく頷き、コメント入れたさに読んだという本末転倒っぷりです。

わ~、一緒にドキドキを味わってくださって嬉しいです!

> 以前電子で一話だけ読んだ時には全然ピンとこなくて。
> まあ、両想いってわかったんだからHしてハッピーエンドでしょ?
> と思ったのですが。

確かにあの一話だけだとそう思いますよね…。
そうはならないめんどくさい関係。だから面白いです。
こんがらがっていくのにハラハラして
だからこそ想いが結実した時に嬉しさ倍増です。

たしかに三月さんの画風はちょっと童顔かも…。
前作は社会人の受けがかなり童顔だった思い出。

> 洗車チューってなんですか?ちょっとこれ・・。
> でしたし。
> 車窓越しに電話で「抱いてやる」にはね~。もうもう。

もう、あそこほんとドキドキしましたよね!
電話のシーンはすぐに続き読めなかったですもの!

> 後書きにあった、30歳からのドラマが気になります!

私、大人の恋愛物が好きなので、是非続きも読みたいですね~。
結婚問題絡んでさぞ大原がややこしかろうと思われる。

コメントありがとうございました♪

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まほ  2016, 02. 26 [Fri] 10:23

No title

おはようございます ハム子さん
 
良かったですよね これ!
 
大原の面倒臭さが徐々に明らかになってくる
時系列の運び方と進行具合も良かったです

あれ、遅かったら「あの子ってなに??」となるし
大原の過去の描写に引き込む力がなかったら
共感も同情も呼び込めないですよね

三月さん上手いなととても感心

学校は希望や夢を持てと言うが
諦め方は教えてくれない

この大原のモノローグで泣きました
青年期で諦めざるを得ない家庭環境や
家族愛等のしがらみ 
理解出来ても感情の整理のつけられない
心模様が痛かったです

しょうがないと解っていてもね....

河合の言葉に期待し、諦め、希望も
気持ちも捨てた時にやってきた河合に
気持ちをぶつけて泣く大原に私も
再度泣きました

そうだよね、自分で何とか折り合いつけた
矢先に引っ掻き回されてねと

互いにゲイなら拗れないですよね、ここまで
河合がヘテロなのでいつかは...の怖さが
大原をより頑なにするのが辛かったです

でも、私は河合好きなんですよ、
察する事は出来ないけど、相手の言葉を
真摯に汲み取り誠実に立ち向かうでしょ

私は自分は察する事が出来ていると思う傲慢な人間が
大嫌いなんです

人の心など正確に読める訳も無いのに、
自分のしたいことを相手が欲してると勝手な解釈に
置き換えて傲岸不遜に気持ちや価値観を押し付けてるのに
気づかない人が多いので

なので河合はとてもタイプです
「燃え尽きるまでだくといっただろう」と言う大原に

「こんなにだいても付き合うのは無しなんだな」
と問い、苦しげに表情を歪める大原に
「もういい、おいで」と
抱き寄せる河合の包容力にやられました

そんな河合でも気持ちが挫けそうになるまで
こじれる大原に心配でしたが、
代々木のお陰で丸く収まってくれて良かったです

プラネタリウムでのきすと告白シーン良かったですね
ホッとしました

三月作品の甘さだけではない、諦観、希望
現実との折り合いの付け方の繊細な描写が
沁みました
大ファンになりました♪

妹さん記事見て、「おぉ 相容れないと思っていた
ものの見方の視点を変えれたんだ!!」と
私も喜びました
ハム子さんの地道で根気ある刷り込みにも
脱帽ですwww

「コオリオニ」買ったんですね
私はWミッションともう一度なんどでもは予約済
なんですが、これはまだでね...
痛過ぎたらどうしようと思いまして

でも、買います!
梶本さんのニッチな世界感好きなんで
貢献して描き続けて貰いたいし

片方だけが恣意的に殴るとかごうかんとか
はめちゃくちゃ苦手なんで、
殴りあってくれればいいんですが...

>>私、二年分ぐらいの指詰めシーンを見た気がする。

これにはちょっと笑いましたww
見たらコメント寄せますね

追伸 私は「同級生」はなんばで見ましたよ

Edit | Reply | 

ハムコ  2016, 02. 26 [Fri] 17:07

>まほ様

まほさん、こんにちは!

良かったです~。
既刊2冊も読んだけど一番好きかも。

> あれ、遅かったら「あの子ってなに??」となるし
> 大原の過去の描写に引き込む力がなかったら
> 共感も同情も呼び込めないですよね

そうですね~。
あの過去話が三話に挿入されてるのが効いてました。
大原がぐるぐるしてる理由は納得行きました。
でもこのままじゃ河合だって諦めてしまう…
頑張れ…頑張れ…みたいにハラハラしっぱなしでした。

> この大原のモノローグで泣きました

モノローグはほんとよかったですね。私は
「河合の言葉はオレを惨めの深淵に沈めた」
ってところにすごくハッとさせられました。

この恋愛感情と嫉妬とが絡まる感じ、
男同士ならではかもしれないなって。


私も河合頑張ったな~って思いました。
無神経なところはもちろんあるんだけど。
今度こそ約束守って欲しいですね。

あのハチャメチャな大原に一生懸命付き合って
別れようじゃなくて心中するつもりって言うのが
またよかったんですよね…。

でもこのままだと早晩ダメになってただろうから
代々木先輩がいて良かったです、ほんと。

> 「もういい、おいで」と
> 抱き寄せる河合の包容力にやられました

ここ、私もめっちゃ好きでした~。

> そんな河合でも気持ちが挫けそうになるまで
> こじれる大原に心配でしたが、

すごくハラハラしてたんで、
プラネタリウム作り始めた時は
そんな無謀なのやり始めて大丈夫!?って
ものすごく心配しちゃいましたw

> ハム子さんの地道で根気ある刷り込みにも
> 脱帽ですwww

いや~、私じゃないです、純ロマとサンキュータツオさんですw

> 「コオリオニ」買ったんですね

梶本さんの独特な世界観はそのままでした。
でもね…めっちゃ痛いですよ…
私が痛がりなだけかなぁ…w

> 片方だけが恣意的に殴るとかごうかんとか
> はめちゃくちゃ苦手なんで、
> 殴りあってくれればいいんですが...

殴り合ってるって言うか…皆殴られてるって言うか…w
いや殴られてるで済まないっていうか…
人バンバンしにます…w

> 追伸 私は「同級生」はなんばで見ましたよ

あっ、私は梅田でした。ちがった~w

コメントありがとうございました♪

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